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ID NOWとは?新たな遺伝子検査機器で新型コロナ検査を迅速に!

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「ID NOW」とは、新型コロナウイルス感染症の検査を短時間で行える革新的な遺伝子検査機器です。

この装置は、ウイルスの遺伝子を増幅するNEAR法を採用しており、通常は13分以内、最短5分で検査結果が出るのが特徴です。

PCR検査と同等の精度をもちながら、その場で結果を確認できるため、さまざまな医療機関で重宝されています。

この記事では、ID NOWの仕組みや活用場面、検査の具体的な手順について詳しく説明します。

感染が疑われる場合は早めに医療機関を受診し、必要な検査を受けましょう。

ID NOWとは?

ID NOWとは、感染症の診断を迅速かつ手軽に行える、最新の遺伝子検査機器です。新型コロナウイルスの検査で特に注目されており、短時間で結果が得られることが大きな特徴です。また、その場で検査を行い結果を確認できるため、感染拡大の防止や迅速な対応が可能になります。この検査にはNEAR法という技術が使われており、ウイルスの遺伝子を増幅し検出する仕組みです。結果は通常13分以内、最短5分で判明するため、従来のPCR検査に比べて非常にスピーディーです。

ID NOWが選ばれる理由:短時間で結果が分かる新技術

ID NOWが選ばれている主な理由は、短時間で検査結果が得られる点です。この機器はNEAR法というウイルスの遺伝子増幅技術を利用しており、従来のPCR検査よりも短時間で結果を知ることができます。通常は13分以内、最短5分で診断が可能なため、迅速な対応が求められる場面で非常に役立ちます。さらに、ID NOWはその場で検査と結果の確認ができるため、検体を専門機関に送る必要がありません。結果を待つ時間を短縮することで、感染拡大のリスクを抑えることができます。また、操作が非常に簡単で、専門的な知識がなくても使えるように設計されている点も、ID NOWが選ばれている理由の一つです。

PCR検査とどう違う?

ID NOWとPCR検査は、どちらもウイルスの遺伝子を増幅して検出する方法ですが、いくつかの点で違いがあります。PCR検査では、遺伝子の抽出と増幅に専門的な機器が必要です。鼻やのどから採取した検体を専門機関に送る必要があるため、結果が出るまでに数時間から数日かかります。一方、ID NOWはNEAR法という遺伝子増幅技術を使用しており、遺伝子の増幅をより迅速に行います。その場で検査結果を確認できるため、検体を送る手間を省くことができ、待機時間が大幅に短縮されます。

ID NOWを使用した検査の流れ

診察では、まず問診や聴診、視診などの一般的な方法で体の状態を確認します。新型コロナウイルス感染症が疑われる場合は、検査を実施し、結果をもとに確定診断を行います。ID NOWを使用した検査は、次の手順で進められます。

  1. スワブの準備:付属の鼻咽頭ぬぐい液用滅菌綿棒を用意します
  2. スワブを挿入:スワブをゆっくり鼻腔に挿入し、最初に抵抗を感じる部分(2.5cm未満)まで進めます
  3. 検体の採取(片方の鼻腔):鼻腔の内壁を擦るようにスワブを数回回転させたあと、ゆっくり引き抜きます
  4. 検体の採取(もう片方の鼻腔):同じスワブを使用し、反対側の鼻腔でも同じ手順を繰り返します
  5. 検体を抽出液へ:採取した検体を、専用のカートリッジ内の検体抽出液にうつします
  6. ウイルスの解析:カードリッジをID NOW装置に挿入すると、自動的にウイルスの遺伝子を検出・増幅して解析します(検査時間は約15分です)
  7. 結果の表示:検査が終了すると、装置の画面に「陰性」または「陽性」の結果が表示されます

これらの手順は、基本的に医師や医療スタッフが行います。不安や疑問がある場合は、担当の医師やスタッフに相談してみましょう。

ID NOWの精度はどれくらい?

ID NOWを用いた検査は、PCR検査と比較して高い精度をもっています。臨床研究では、陽性一致率が93.3〜94.7%、陰性一致率は98.4〜98.6%と報告されています。ただし、検体採取が適切に行われなかったり、粘度の高い鼻水や血液が混ざったりした場合は、正しい結果が出ないこともあります。また、陰性と判定された場合でも、感染を完全に否定できるわけではありません。そのため、診断は検査結果に加え、症状や診察結果を総合的に考慮して行われます。高い精度と迅速性を兼ね備えているID NOWは、緊急時や即時診断が求められる場面で特に有効な検査方法です。

ID NOWが適している場面とは?

ID NOWは、迅速に検査結果が必要な場面で特に効果的です。検査時間は13分以内と非常に短いため、感染が疑われる患者さまの確定診断や、医療施設で緊急対応が求められる場合に重宝されています。また、PCR検査に匹敵する高い精度をもちながら、検査手順はとても手軽なため、外来や救急部門、感染リスクが高い環境でのスクリーニング検査にも適しています。さらに、ID NOWで早期に検査結果を得ることで、感染拡大の防止や適切な治療方針の決定にも役立っています。コロナウイルス感染症の拡大防止と重症化予防には、早期診断と適切な治療が重要です。気になる症状があれば早めに医療機関を受診し、診察や検査を受けましょう。

ID NOWで検査を受けるには:必要な手続きと注意点

ID NOWは、迅速かつ正確な検査結果が得られるため、非常に有用です。ただし、すべての人がいつでも利用できるわけではありません。ここでは、検査を受けるために必要な手続きと、検査時の注意点について解説します。

検査に必要な手続き

ID NOWによる検査を受けるためには、医療機関で事前確認や予約が必要な場合があります。多くの病院・クリニックなどの施設では、発熱や風邪症状がある方を対象に、迅速検査として提供しています。検査を希望する場合は、事前に電話やオンラインで問い合わせや予約をしておくとよいでしょう。検査当日は、感染者との接触歴や症状について詳しく聞き取りを行います。あらかじめ必要な情報をメモにまとめておくと便利です。

検査時の注意点

医療機関によっては、診察や検査に事前の予約が必要な場合があります。来院前にWebサイトや電話で確認し、必要なら予約を済ませましょう。検査時は鼻腔から検体を採取します。検査結果に影響を与える可能性があるため、のどスプレーや鼻洗浄液などの使用は控えましょう。予約手続きや実際の検査の流れ、手順については各医療機関の案内を参考にしてください。また、医療施設内では感染拡大防止のため、マスクの着用や手指消毒などスタッフの指示に従いましょう。

当院での診察・検査の流れ

当院では、まず問診や視診、聴診などで患者さまの状態を確認します。新型コロナウイルス感染が疑われる場合、特に発症から24時間以内は、ID NOWを用いた検査を積極的に行います。その他抗原検査を行うこともあり、患者さまの状態により使い分けています。不安な点や疑問がある場合は、遠慮なく医師やスタッフにご相談ください。なお、検査で陰性と判定されても、感染を完全に否定できるわけではありません。診断はほかの診察結果と併せて行います。また、症状の重さや全身の状態によっては、追加の検査を行うこともあります。

まとめ

ID NOWは、コロナウイルス感染症の迅速診断が可能な遺伝子検査機器です。

NEAR法という技術でウイルスの遺伝子を増幅し、検査時間は通常13分以内、最短5分で結果を確認できます。

このスピードと精度の高さにより、医療機関の外来や救急部門でのスクリーニング検査に役立っています。

検査では、両方の鼻腔から検体を採取し、専用の装置で解析します。検査結果に影響が出る可能性があるため、当日はのどスプレーや鼻洗浄液などの使用は避けましょう。

ID NOWは高い陽性率・陰性率を誇りますが、粘度の高い鼻水や血液の混入などによって、正しい判定結果が出ない場合もあります。

そのため、診断には検査結果だけでなく、症状や診察の情報も併せて総合的に判断します。

感染の疑いがある場合はできるだけ早く医療機関を受診し、診察や必要な検査を受けましょう。感染拡大の防止と重症化予防には、早めの対応がとても大切です。

参考文献

https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ivd/PDF/150266_30400EZX00069000_A_02_02.pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jamt/72/2/72_22-70/_pdf/-char/ja

 

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