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悪寒について

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悪寒(おかん)とは?

広辞苑によりますと「発熱の際のぞくぞくと寒けを感ずること」とあります、寒気は「発熱や恐怖感・嫌悪感などによって体に不快な寒さを感じること。また、その寒いという感じ」と定義されています。

寒気は実際の寒さだけでなく、恐怖や嫌悪感などからも感じる寒さですが、悪寒は発熱のさいに感じる寒さのことになります。

インフルエンザやコロナ感染症では悪寒やさむけの後に38~40℃の高熱や、咽頭痛(のどの痛み)、関節痛、筋肉痛などがあらわれます。悪寒だけでなく歯がガチガチ鳴ったり、体がブルブルと震えたりするような症状を伴う場合は悪寒戦慄(おかんせんりつ)といいます。

インフルエンザやコロナ以外でも肺炎や盲腸、胆嚢炎、尿路感染症、髄膜炎や敗血症などでも起こることがあります。

原因は?

感染症にかかると、ウィルスや細菌とたたかうために、体が免疫機能を高めようと体温を上昇させます。このとき、体温を上昇するために筋肉を震わせることで、悪寒が生じることが多く、悪寒を感じたあとに高熱が出ることがほとんどです。

悪寒を感じた場合、何らかのウィルスや細菌に感染しているサインである可能性が高いのです。

 

どうすればいいの?

悪寒を感じた場合は、部屋を暖かくして、衣服や布団などで温めるようにすることが大切です。

その後に熱いと感じるようになってきたらアイスノンなどで冷やしていただいて大丈夫です。

次に、悪寒以外の症状があるかどうかを確認しましょう。

咽頭痛(のど痛)や咳嗽(咳症状)、関節痛などがあれば、インフルエンザやコロナの可能性が高いです。

トイレに行く回数が増えて、おしっこも濁っている場合などは腎盂腎炎などの可能性、右側のお腹(特に肋骨の下付近)が痛む場合は胆嚢炎の可能性、右の下腹部が痛む場合は、虫垂炎(盲腸)などが考えられます。

また、頭痛が強い場合は髄膜炎など生命に関わる病気である可能性も

悪寒が続く場合は早めに受診することをおすすめします。

悪寒を感じた場合のまとめ

当たり前ですが、寒いと感じているのでまず温めてください。

それから、悪寒以外の症状をチェックしていただき病院を受診するかどうかの判断をしてください。

判断に困ったときは、受診することをおすすめします。

その理由としては、重症化したり、治療の開始が遅れると生命に危険な状態となる可能性のある病気かもしれないからです。

ご参考になったでしょうか。

ご意見、ご要望等はメール、LINE、SNSなどでお願いいたします。

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経験を活かして日々の診療を行っていきます

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