がん治療
がん治療は、手術、放射線治療、抗がん剤治療を柱として行われますが入院施設のある病院での治療が一般的です。ただ、自宅から離れていたり、忙しそうにしておりゆっくり相談できないこともあるようです。
結核菌とは、抗酸菌の一種でマイコバクテリウム属に属する細菌グループです。以前に紹介した非定型抗酸菌と同じグループに属しています。
2022年、新たは1万人以上が肺結核と診断されており決して少ない病気ではありません。私は、今年の8月まで結核審査会という会議に参加しておりましたが人口10万人規模でおよそ月に数名から10名程度の新規発症が報告されていました。
世界的には、2021年で約1060万人が発病し、死因としては新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に次いで第2位の感染症となっており全く過去の病気ではありません。ちなみに、日本は他の先進国より罹患率(人口あたりの患者の割合)が高く、東南アジア諸国と同じくらいでしたが最近は欧米諸国の水準に近づいています。
ちなみに、抗酸菌とは、細菌を顕微鏡で検査するときに行う染色法の中に酸を使って脱色する方法があり、この方法でも脱色されず染まったままでいる性質(抗酸性)の菌のことを抗酸菌といいます。
この結核菌が肺に感染すれば肺結核となります。
肺以外ではリンパ節結核、腸結核、腎結核、粟粒結核などがあります。
結核に感染しても、健康で体力があれば、通常は免疫機能が働いて結核菌の増殖が抑えられます。ところが、栄養状態が悪かったり加齢とともに体力が衰えてきたりすると、免疫力が低下して発病することになります。感染してから発病まで数ヶ月から数年(~数十年)と潜伏期間が長く、診断も難しいことも多いと言われています。初期は他人に伝染る危険性は高くありませんが、重症化すると他人に伝染る危険性があがり集団感染を認めることがあり問題となっています。
ですので、結核菌が体内に入っても100%感染するわけではなく、一生涯のうちに10〜20%しか発症しないとも言われています。
初期はほとんど症状がなく検診などで見つかる方が多いですが、進行すると、せき、たん、血たん、だるさ、発熱、寝汗、体重減少などが出ることもあります。せき、たんが出る場合、他人にうつる可能性が高くなります。
咳や痰がない場合はうつる可能性は低いと考えられています。
肺結核を疑った場合は、胸部レントゲン、喀痰検査、胸部CT、血液検査などを行います。これで診断がつかなければ肺の中を気管支鏡というカメラを用いた検査を行うこともあります。これらの検査で結核菌が見つかれば肺結核ということになります。中にはなかなか菌がみつからなくて、診断的治療といって抗結核薬を内服してもらってよくなるかどうかで本当に結核なのかを調べたりします。
治療は、3種類以上の薬を半年から1年程度内服することが標準的な治療方法です。ただし、耐性結核(標準的な治療が効きにくい結核)では、長期に治療することもあります。
基本的には、治る病気ですのでご安心下さい。
20年前、日本では結核にかかる人の割合が、発展途上国と同じぐらいの頻度で欧米の10倍以上ありましたが、今はかなり少なくなってきています。
ただし、集団発生することもあり注意は必要です。咳症状が2週間以上続く場合は、胸部レントゲンを含め検査が必要ですので受診をお願いします。
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がん治療は、手術、放射線治療、抗がん剤治療を柱として行われますが入院施設のある病院での治療が一般的です。ただ、自宅から離れていたり、忙しそうにしておりゆっくり相談できないこともあるようです。