がん治療
がん治療は、手術、放射線治療、抗がん剤治療を柱として行われますが入院施設のある病院での治療が一般的です。ただ、自宅から離れていたり、忙しそうにしておりゆっくり相談できないこともあるようです。
こんにちは、鶴橋なんばクリニックです。
今回は、QOL(生活の質)を下げる因子は何かについて解説します。
ご紹介する論文の結論としては、睡眠が大切とのことです。
睡眠時にいびきや無呼吸のある方は、要注意ですね。
当クリニックでも、検査や治療が可能ですので気になる方は受診してください。

高齢になると「体力が落ちた」「外出が減った」「気力がなくなった」といった変化を感じる方が増えてきます。
こうした変化は単なる加齢現象と思われがちですが、近年の研究では、健康状態の低下には明確な“予測因子”が存在することが分かってきました。
名古屋大学の研究グループは、日本の地域在住高齢者を最大12年間追跡し、健康関連QOL(生活の質)の低下を最も強く予測する要因は「睡眠の質の悪化」であることを明らかにしました(Scientific Reports, 2025)。

健康関連QOL(Quality of Life)とは、
を含めた、日常生活の質を総合的に評価する指標です。
健康関連QOLは単なる主観的指標ではなく、
などと強く関連することが知られており、健康寿命を予測する重要な指標とされています。
本研究は、青森県で実施されている「岩木健康増進プロジェクト健診」のデータを用いて行われました。
| 対象者 |
|
| 追跡期間 | 2007年~2018年(最大12年間) |
| 評価項目 | 国際的な健康関連QOL指標であるSF-36を用いて
の変化が分析されました。 |
解析の結果、高齢者の健康関連QOLは一様に低下するのではなく
の2つに分かれることが明らかになりました。
つまり、加齢だけがQOL低下の原因ではないということです。

本研究で最も重要な発見は、身体的QOLと精神的QOLの両方の低下を予測する最大の因子が、睡眠の質の悪化だったという点です。
ここで重要なのは、
ではなく、「睡眠の質」そのものが重要だったということです。
つまり、
といった状態が、将来的な健康状態の低下と強く関連していました。

睡眠は単なる休息ではなく、身体と脳の修復・再生に不可欠な時間です。
睡眠の質が低下すると、下記の影響が生じることが知られています。
| 身体への影響 |
|
| 脳への影響 |
|
本研究では、睡眠以外にも以下の因子が関連していました。
これらは、下記と密接に関連しています。
精神状態と身体状態は密接に関連しており、相互に影響し合うことが分かります。

睡眠は、下記のすべてに関与する、健康の基盤となる生理機能です。
そのため、睡眠の質の低下は、全身の機能低下の早期サインとなります。
重要なのは、睡眠の質は改善可能な要因であるという点です。
睡眠の質低下の原因には、下記のような治療可能な疾患が含まれます。
適切な診断と治療により、健康関連QOLの維持が期待できます。

名古屋大学の研究は、
ことを明らかにしました。
つまり、良質な睡眠は、健康寿命を延ばす最も重要な要素の一つといえます。

次のような症状がある場合は、睡眠の質が低下している可能性があります。
これらは単なる加齢ではなく、治療可能な睡眠障害のサインである可能性があります。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
Oshima R, et al. Scientific Reports. 2025;16:872.
Nagoya University longitudinal cohort study
#鶴橋なんばクリニック #鶴橋 #鶴橋駅 #睡眠 #健康寿命 #高齢者#不眠症 #睡眠障害 #健康コラム #QOL #認知症予防
#睡眠時無呼吸症候群 #CPAP #SAS
がん治療は、手術、放射線治療、抗がん剤治療を柱として行われますが入院施設のある病院での治療が一般的です。ただ、自宅から離れていたり、忙しそうにしておりゆっくり相談できないこともあるようです。