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舌下免疫療法でアレルギー性鼻炎を改善!

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花粉やハウスダストによる、鼻のムズムズやくしゃみにお悩みではありませんか?

アレルギー性鼻炎の症状は学校や仕事、家事などの日常生活にも影響を与えるため、根本的な治療を考える方も多いでしょう。

 

そんな方に注目されているのが、舌下免疫療法です。

 

この治療法は、従来の飲み薬や目薬とは異なり、アレルギーの原因そのものにアプローチできる点が特徴です。

 

この記事では、舌下免疫療法の仕組みや治療の流れ、メリット・デメリットなどについて詳しく解説していきます。

 

アレルギー性鼻炎を根本から改善したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

アレルギー性鼻炎とは?

アレルギー性鼻炎とは、花粉やハウスダスト(ダニ・カビ・ペットの毛など)といったアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)が原因で、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状があらわれる病気です。

アレルギー反応によって鼻の粘膜が炎症を起こし、これらの不快な症状が引き起こされます。

 

アレルギー性鼻炎は大きく「季節性」と「通年性」に分けることができます。

季節性のアレルギー性鼻炎は、スギやヒノキなど、特定の時期に飛散する花粉が主な原因です。

一方、通年性アレルギー性鼻炎は、ダニやホコリなどのアレルゲンにさらされることで症状が出るため、季節に関係なく症状が続くのが特徴です。

アレルギー性鼻炎の従来の治療法と対策

アレルギー性鼻炎の治療では、症状をやわらげるための薬物療法環境対策が一般的に行われています。

薬物療法

  • 抗ヒスタミン薬:くしゃみや鼻水を抑える
  • 点鼻ステロイド:鼻づまりを改善する
  • 抗ロイコトリエン薬:鼻粘膜の炎症を抑える

環境対策

  • 花粉の飛散時期はマスクやメガネを着用する
  • 室内の掃除をこまめに行う
  • 空気清浄機を活用する

 

従来の治療法は即効性がある一方で、根本的な解決には至りません。

そこで注目されているのが「舌下免疫療法」です。

舌下免疫療法とは?

舌下免疫療法は、アレルゲンを少量ずつ摂取することで、「体の免疫システムをアレルゲンに慣れさせる」ことを目的としています。

 

具体的には、アレルゲンを含むお薬を舌下(舌の根本)に数分間保持し、その後飲み込むという方法です。

これを毎日繰り返すことで、アレルギー反応を引き起こす免疫細胞が徐々に慣れ、症状の軽減が期待できます。

 

舌下免疫療法は従来の対症療法とは異なり、免疫システムに直接はたらきかけるため、長期的にアレルギー症状をやわらげることができます。

また、自宅で手軽に治療できる点も大きな魅力です。

どんな人に向いている?舌下免疫療法の適応条件

舌下免疫療法は、アレルギー性鼻炎にお困りの方におすすめの治療法ですが、すべての人に適しているわけではありません。

特に、以下のような人に向いています。

  • スギ花粉症やダニアレルギーがある方
  • 症状を長期的に改善したい方
  • 定期的に通院できる方
  • 毎日忘れずにお薬を服用できる方

 

舌下免疫療法は現在、スギ花粉症ダニアレルギー性鼻炎に対して保険適用されています。

ただし、2025年3月現在スギ花粉症の治療薬は入手困難な場合があります。

これらのアレルゲンに反応して症状が出ており、かつアレルギー体質を根本から改善したい方におすすめの治療法です。

ただし、2〜3年は治療を継続する必要があるため、お薬の服用と通院を忘れず行える方が望ましいです。

 

重度の喘息や特定の持病をもっている方は、保険適応外となるケースもあります。

詳しくは、かかりつけの医療機関にご相談ください。

治療の流れ

舌下免疫療法は、数年にわたって少しずつ、体をアレルゲンに慣れさせる治療法です。

一般的に、以下の流れで進められます。

  • 診察と検査

まずは医療機関を受診し、アレルギーの原因を特定するための検査を行います。

スギ花粉症やダニアレルギーと診断され、舌下免疫療法が適応となれば治療を開始できます。

  • 初回投与

舌下(舌の根本部分)にお薬を置き、一定時間経ったあとに飲み込みます。

最初の服用は、医師の指導のもとで行うのが一般的です。

また、副作用の有無を確認するため、服用後30分程度は院内で様子をみていただきます。

  • 継続治療

ご自宅で、毎日決まった時間にお薬を服用します。

最初の数週間は少量から開始し、徐々にお薬の量を増やしていきます。

口の中やのどの腫れ、吐き気、腹痛などの副作用症状がみられる場合は、かかりつけの医療機関にご相談ください。

  • 定期的な診察

治療中は定期的に通院し、効果や副作用を確認します。

お薬の服用は2〜3年間の継続が推奨されており、毎日根気強く続けることが重要です。

舌下免疫療法のメリットとデメリット

 

アレルギー性鼻炎を根本的に改善できる可能性がある治療法ですが、もちろんデメリットもあります。

メリットとデメリットの両方を理解したうえで、治療法を選択することが大切です。

メリット

  • アレルギー症状の軽減・改善が期待できる
  • 自宅で治療できる
  • 根本的な体質改善の可能性

毎日の服用はご自宅で簡単に行えるため、忙しい方でも続けやすいのが特徴です。

また、アレルギー体質自体を改善することで、治療終了後も症状が出にくくなることが期待できます。

デメリット

  • 即効性がない
  • 治療期間が長い
  • 副作用のリスクがある
  • 定期的に通院する必要がある
  • 全く効果のない場合がある

抗アレルギー薬のようにすぐに症状を抑えるものではなく、効果を実感するまでに数ヵ月以上かかることがあります。

一般的に2〜3年継続する必要があるため、根気強く取り組むことが大切です。

また、お薬の副作用として口の中の痒みや腫れ、のどの違和感などの症状がみられる場合もあります。

多くは一時的なもので、徐々に気にならなくなる場合がほとんどですが、心配な方は担当の医師に相談してみましょう。

まとめ

舌下免疫療法とは、アレルギー性鼻炎の根本的な改善を目指せる治療法です。

 

アレルゲンを含むお薬を毎日服用することで、少しずつ体を慣らし、アレルギー反応を抑えていきます。

 

この治療法のメリットは、長期的な症状の軽減や体質改善が期待できること、ご自宅で簡単に続けられることです。

 

一方で、効果を実感できるまでに時間がかかる点や、治療期間が2〜3年と長期にわたる点には注意が必要です。

 

また、舌下免疫療法は、アレルギー体質を根本的に改善したい方におすすめですが、すべての人に向いているわけではありません。

 

治療を始める前に、自分の症状や生活スタイルに合っているかどうか、担当の医師としっかり相談しましょう。

 

アレルギー性鼻炎の症状でお悩みの方は、選択肢の一つとして、舌下免疫療法を検討してみてはいかがでしょうか。

 

アレルギーを根本的に改善することで、お薬に頼らない、快適な生活を手に入れられるかもしれません。

 

参考文献

https://www.jsaweb.jp/modules/stwn/index.php?content_id=9

https://www.m.chiba-u.ac.jp/dept/jibika/research/research01/

https://www.jstage.jst.go.jp/article/joma/126/2/126_165/_pdf



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