インフルエンザ点鼻ワクチンと注射の違いを解説

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インフルエンザ点鼻ワクチンと注射の違いを解説

これまで、インフルエンザの予防接種といえば注射が主流でしたね。

最近は鼻にシュッとする点鼻タイプも選べるようになり、「どっちがおすすめなの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか?

これら2つは接種方法だけでなく、体でのはたらき方や受けられる年齢、接種回数にも違いがあります。

この記事では、それぞれの特徴や対象年齢、メリット・デメリット、受けるまでの流れなどをやさしく解説します。

インフルエンザの点鼻ワクチンってどんなもの?

製品名は「フルミスト®点鼻液」です。

鼻にシュッと吹きかけて使うタイプのワクチンで、腕に注射をしないので針による痛みはありません。

日本でも2024/25シーズンから接種できるようになりました。

接種の対象は原則2〜18歳です。

定期接種ではなく任意接種のため、受けるかどうかはご家族で決められます。

世界的には以前から広く使われており、子どもでの利用が多いのが特徴です。

点鼻ワクチンと注射のワクチンはどう違う?

点鼻と注射とでは、接種の方法も体でのはたらき方も違います。

ここでは、しくみ・効果・対象年齢の違いについて詳しく解説します。

それぞれの特徴

点鼻ワクチンは鼻の内側の粘膜にスプレーする方法で、鼻やのどの粘膜(体の入口)で免疫がはたらきやすいのが特徴です。

一方、注射のワクチンは日本で一般的な接種方法で、実績と供給が豊富なため受けられる医療機関が多くあります

ただし、針を刺した際に痛みをともなうほか、接種部位に赤みが出ることもあります。

効果の出方や続く期間の違い

効果の出方と続き方には差がありますが、どちらもそのシーズンの重症化を防ぐことが目的で、年1回の接種がすすめられています。

点鼻タイプは、生ワクチンです。

鼻やのどの粘膜免疫(体の入口で守るはたらき)を先に高めるため、発症の予防効果も期待できるといわれています

注射のワクチンは不活化ワクチンで、抗体を血液中に増やすことで体を守ります

どちらも時間とともに効果はゆるやかに下がるため、流行期の前に受けておくと安心です。

人によって合うタイプが違うので、年齢や体質、持病をふまえて医師と相談して選びましょう。

対象年齢の違い

点鼻ワクチンの対象は(日本では)2〜18歳が目安で、任意接種です。

一方、注射は乳児から高齢者まで広く受けられます

点鼻ワクチンのメリットとデメリット

点鼻には良い点も注意点もあります。

注射との違いを押さえ、自分に合った方法を選びましょう。

点鼻ワクチンのうれしいメリット

点鼻ワクチンの良さは「受けやすさ」と「体の入口で守る力」です。

点鼻は、鼻・のどの粘膜でまず免疫がはたらくため、ウイルスが体に入る前にブロックしやすくなります。

針を使わないので痛みがないのも利点です

さらに、原則は1シーズン1回で完了

注射は13歳未満では原則2回接種が必要ですが、点鼻を選べば通院回数を減らせます。

点鼻ワクチンの気をつけたいデメリット

点鼻タイプのワクチンにもいくつか注意点があります。

  • 日本での接種対象は2〜18歳に限られ、大人や高齢者は対象外
  • 喘息や免疫が低下している状態、妊娠中などは対象外となることも
  • 国内での接種データの蓄積はこれから増える段階で、長期目線での情報は少なめ
  • 取り扱いのない医療機関もある(希望される方は事前に在庫と費用を確認しておきましょう)
  • 接種当日、強い鼻づまり発熱がある日場合は時期をずらすことがある

これらの項目を確認しながら、医師と相談して接種方法を選ぶのが安心です。

点鼻ワクチンはどんな人におすすめ?

点鼻ワクチンは、次のような方に向いています。

  • 2歳から18歳で、持病などによる制限がない人
  • 注射がこわい・苦手なお子様
  • 通院回数を減らしたいご家庭
  • 学校や部活で忙しく、手早く接種を終えたい人

一方で、次のような場合は注射のワクチンをおすすめします。

  • 2歳未満のお子様
  • 19歳以上の方
  • 基礎疾患(とくに喘息、免疫の病気など)がある方
  • 妊娠中の方
  • 高齢者や持病が多い方

「どちらが良いか」は年齢、体質、持病などの状況によって変わります

医療機関を受診、もしくはワクチン接種の予約をする際に担当の医師にご相談ください。

どうやったら点鼻ワクチンを受けられる?

点鼻ワクチンは、取り扱いのある医療機関で予約すれば受けられます。

ただし、任意接種のため費用は自己負担で、在庫数や対象年齢に制限があります。

実際の接種の流れは以下の通りです。

  1. 点鼻ワクチン取り扱いの有無と費用、対象年齢を事前に確認
  2. 問診で持病や内服薬、アレルギーの有無を伝える
  3. 当日の診察で発熱や鼻づまりの有無などを確認(医師が体調などを見て接種できるか判断します)
  4. 接種後の副反応や過ごし方の注意点などについて説明を聞く
  5. ワクチン接種(点鼻スプレー)
  6. 体調の変化がなければ帰宅

医療機関ごとに取り扱いが異なり、品薄になる可能性もあります。

時期を逃さないよう、早めの確認と予約を心がけましょう。

まとめ|点鼻ワクチンと注射のちがいを知って予防に役立てよう

点鼻ワクチンも注射のワクチンも、どちらもインフルエンザの重症化予防に有効な方法です。

特徴を知ったうえで、自分に合ったものを選ぶことが大切になります。

点鼻タイプは「生ワクチン」で、体の入り口である鼻・のどの粘膜にはたらきかけて免疫をつくります。

痛みが少なく、原則1回で済むのが特徴です。

一方、注射は「不活化ワクチン」で乳児から高齢者まで幅広い年齢に接種でき、長い実績があります。

どちらを選ぶかは、年齢や体質、持病の有無などの条件によって変わります。

迷ったときはかかりつけの医療機関で相談しながら決めるのが安心です。

また、取り扱いや在庫、費用は医療機関によって異なるため、流行が始まる前に早めに確認・予約しておきましょう。

当院からのご案内 2025年

当院では中学生以上のお子さまの診察を行っております。

このフルミストワクチンに関してのみ、小学生以上を対象とさせていただきます。

また、今年初導入ということもあり、先着10名のみとさせていただきます。好評であった場合は、追加で導入も検討いたします。

乳幼児や小さなお子さまの診察につきましては、小児科への受診をご検討ください。

ご不明点はお電話でお気軽にご相談ください。

参考文献

https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00071428

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240909_keibi_i_vaccine.pdf



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