こんにちは、医療法人あさい内科　鶴橋なんばクリニック院長の灘波です。

皆さん、当然ながら私のことをあまり知らないと思いますのでどんな人間なのかをこちらでときどき紹介させていただきます。

2年後に大阪で万博が開催されますが、私が生まれたのは50年ほどまでに大阪で万博が開かれた年に生まれました。

私の両親は薬局を経営しておりました。

小さい頃からその様子をみており、将来は薬学部を卒業して薬剤師になってと漠然と考えておりました。

無事に薬学部に入学することになり（当時薬学は4年制でした。）、3回生になりそろそろ卒後の進路をどうするか考える時期になりました。（バブル時代が終わろうとする時期でした。）

そんな時期にようやく真剣に将来の仕事について考えました。また、医療のことも少し分かる状況にありました。

当時、がん治療は告知をしないのが当たり前でありましたが私はそこに疑問を持ちました。

がんで余命がいくばくもないのに、本当の病状を知らされずにいるのはおかしいのではないか、ご高齢の方だけでなく若い方までも病状を知らされないのは問題ではないか。

何人かの薬学部の友人にがんの告知の話をしました。理解を示す友人もいましたが、告知は絶対に嫌という友人もいました。

このようなことを考えていると、薬剤師になっても医療を変えていくことは難しいのではないか。やはり、医師にならないとどうにもならないのではないかと考えるようになりました。

このようなきっかけで、医学部受験を決意しました。

ただし、保険をかける意味もあり薬学部は卒業するという選択をし、医学部に入学しました。

 

続く

 

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