がん治療
がん治療は、手術、放射線治療、抗がん剤治療を柱として行われますが入院施設のある病院での治療が一般的です。ただ、自宅から離れていたり、忙しそうにしておりゆっくり相談できないこともあるようです。

「野菜中心の食事は体に良い」「菜食主義者は長生きする」
こうしたイメージは、これまで多くの研究やメディアで繰り返し語られてきました。
実際、若年~中年期においては、菜食や植物性食品中心の食事が心血管疾患や一部のがん、総死亡率の低下と関連することが報告されています。
では、80歳を超えた高齢者が100歳に到達するかどうかという、「例外的な長寿」においても、同じことが言えるのでしょうか。
この疑問に答える重要な研究が、2025年に The American Journal of Clinical Nutrition に掲載されました。
これまでの栄養疫学研究の多くは
を主要なアウトカムとしており、100歳到達のような「超長寿」を直接検討した研究は多くありませんでした。
本研究は
という点で、長寿研究として非常に貴重なデータを用いています。

| 対象集団 |
|
|
| 追跡期間 | 1998年~2018年 | |
| 食事分類 | 雑食者 | 菜食者
|
| 評価項目 | 100歳に到達したかどうか | |
社会経済状況・生活習慣・健康状態などを調整したうえで、百歳到達との関連が解析されています。
| 100歳到達者 | 1,459人 |
| 100歳未満死亡者 | 3,744人 |
| 菜食者全体 | 100歳到達の可能性が 約19%低下 |
| 完全菜食者 | 100歳到達の可能性が 約29%低下 |
一方で「魚介類を含む菜食」「卵・乳製品を含む菜食」では、統計学的に有意な差は認められませんでした。

この研究で特に重要なのが、体格によって結果が大きく異なった点です。
菜食者で100歳到達率が明確に低下
菜食・雑食で差は認められず
これは「痩せている高齢者ほど、完全菜食の影響を受けやすい」ことを示唆しています。

80歳を超える高齢期では、
が、生命予後に直結します。
完全菜食では、以下が不足しやすくなります。
若い世代では補給や代替が可能でも、高齢者では「吸収力そのもの」が低下しているため、
同じ食事内容でも栄養不足に陥りやすくなります。

重要なのは、この研究が 菜食を否定しているわけではない という点です。
| 若年~中年期 | 植物性食品中心の食事は有益な可能性が高い |
| 超高齢期(80歳以降) | 量・質・吸収効率がより重要 |
つまり、年齢によって「最適な食事」は変わるという、ごく臨床的に妥当な結論と言えます。
興味深いことに
では、100歳到達率の低下は認められませんでした。
これは、動物性食品を「少量でも含める」・「栄養の偏りを防ぐ」ことが、超長寿には重要である可能性を示しています。

この研究から、医療現場で得られる示唆は明確です。
本研究が示しているのは、
という点です。
長寿のための食事は、「信念」や「流行」よりも、年齢と身体状況に合わせた現実的な選択が鍵になります。

高齢期の健康管理で最も大切なのは、「正しそうな食事」ではなく「今の体を支えられる食事」です。
体重減少や食欲低下がある場合は、食事内容の見直しが寿命に直結することもあります。
気になる点があれば、お気軽にご相談ください。
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がん治療は、手術、放射線治療、抗がん剤治療を柱として行われますが入院施設のある病院での治療が一般的です。ただ、自宅から離れていたり、忙しそうにしておりゆっくり相談できないこともあるようです。